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2007年 12月 20日
【出展者】坂口恭平さんインタビュー
インタビュアー=オーバちゃん(ART LAB OVA) オーバちゃん: 今回の展覧会で坂口さんが作る作品は、坂口さんが住みたい家なのですか? 坂口さん: 住みたい家であり、都市であります。 計画された都市ではなく、それぞれの細部が増殖している都市が憧れの場所です。 個々の家家が無秩序に合体しているという感じです。 オーバちゃん: 今回の展示イメージとして送ってくれたこのドローイングだけ見ていると外観フェチのようにもみえるのですが、そうだとすると、家というより、実は服なのかな? 坂口さん: 外観に対する興味と内観に対する興味が別々にあるのかもしれません。 それが、0円ハウスとは一見無縁な壮大な雑居ビルを描かせているのか? なんでもなさそうな家の細部にも無茶苦茶惹かれてるんですけどね。 今度出す本(2008年1月19日大和書房より発売「TOKYO 0円ハウス 0円生活」)は全て内部の話です。 だから二つが同居してる。 服というイメージよりは、皮膚とか空気という感じ。 人の脳味噌があり、皮膚があり、その皮膚の周りに空気があり、と。 壁で囲った家にはあまり興味がないのかも。 オーバちゃん: 家の外観の集積、もしくは都市でありながら、それ自体が壮大なお茶の間=お茶の間ランド、お茶の間テーマパークのようにもみえるのですが、どうおもいますか? 坂口さん: そこに棲んでいる人たちはそれぞれ全く別の仕事、生き方、部屋の作り方をしている模様です。 だから、壮大なお茶のランドといってもいいかもしれません。 ビルの上のほうにも畳がしっかり敷いてあるイメージです。 オーバちゃん: 内部のイメージもあるのですか? 坂口さん: 内部には、南方熊楠やギターを作ったマッドサイエンティスト、レス=ポールさんや、ヘンリーダーガーの書斎など、それぞれ全く独自的な動きをしている人間たちが住んでいます。 オーバちゃん: 今回の展覧会に先立ち、坂口さんは、10月に近江八幡入りして、オーバといっしょに、近江八幡の「お茶の間ランド」探索をしました。 そのときに、白井さんや中山さんに出会って、静かでなんてことのない、だけどキョーレツなパワーに圧倒されましたよね。そのあたりの影響と、あと、お惣菜屋「三松」さんの箱を使う意味とか、近江八幡との関わりを具体的に教えてください。 坂口さん: 白井さんや中山さんたちが行っている行為は、日常の中でボタンをすこしズラしてはめたりしてみることによって、もう一つの空間を産み出している。そしてその周辺のやたらと歴史を持っている近江八幡の場所性とのアンバランスさに創造の源を感じました。 ここにはいないだろうと思っていました、そんな人。 しかし、いた。 そして平然とした顔。 使われずに置いてある惣菜屋さんの段ボールをボタンを掛け違えて、もう一つの空間を作りたいと思っています。 白井さんの蔵の中の箸入れのコレクションのように。 全く合っていないのに、人はそこにあるものだけでナントカしようとするものです。 そしていつもナントカなるだけでなく、新しい発見をもたらしてくれます。 オーバちゃん: ありがとうございます! 今回の展覧会で坂口さんは、展覧会1週間前から近江八幡入りして、展覧会場であるノーマの、坂口さんの作品を設置する蔵で、作品を作り始めます。 9月の最初の構想から、いろいろな影響や刺激によって、何度も作品アイデアは変化してきました。 展覧会初日にフタを開けてみるまで、何があがってくるかわかりませんが、だからこそ、近江八幡の空気をそのまま取り込んだ、ライブ感あふれる作品への期待が高まります。 出来上がりが楽しみです! ▼坂口恭平プロフィール 1978年熊本生まれ。 早稲田大学理工学部建築学科卒業。 建築家なしの建築に興味を持ち、東京のド真ん中の貯水タンクに棲んでみたり、宅配バイクの後ろに家を積んで走ってみたりとパフォーマンスアーキテクチャーとして学生時代を過ごす。卒業後、2004年に日本の路上生活者の住居の調査を「0円ハウス」という本にまとめ出版する(リトルモア刊)。同年にその本をもって欧州行脚。その結果、欧州で販売開始。2005年ベルギーで展覧会参加。2006年カナダ、バンクーバー美術館にて初の個展を行う。 2007年にはケニアのナイロビで世界会議フォーラムに参加、ケニアのゴミからヘンテコ自転車を発生させ物議を醸す。来年1月には隅田川の0円ハウスマスターの詳細な記録の本が出版される。それは映画化も予定されている。 最近では妄想の都市のドローイングも始め、2007年にフランスのナチスが作った軍港を改装した美術館で展覧会。 今回はそのドローイングを段ボールを使って立体化した作品を出品する。 建築、写真、絵画、映画、作家と完全に分裂した状態で混沌のまま生きています。 ▼坂口恭平さんのサイト「0円ハウス・ZERO YEN HOUSE」 http://www.0yenhouse.com/ ++++++++++++++++++++ 《展覧会情報》 ●「近江八幡お茶の間ランド」にちょっと寄ってくれはらへん? 〜ふつうの町のキュートな日常〜 Come on by the "Omihachiman Ochanoma (Living Room) Land" - The cute day-to-day life in an ordinary town - ・日時 2008年1月12日(土)〜2月17日(日) 10:00〜17:00 休館月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日休館) ・会場 ボーダレス・アートミュージアムNO-MA 滋賀県近江八幡市永原町上16 TEL:0748-36-5018 FAX:0748-36-5018 http://www.no-ma.jp/ ・料金 大人300円/高大生250円/中学生以下無料 ・企画 ヘンてこかわいいART LAB OVAアートラボ・オーバ ▼オーバのBlog『へんかわ』 http://plaza.rakuten.co.jp/artlabovagoods/ *最新情報はmixi『ART LAB OVA』コミュをご覧ください。
by artlabova-in-omi
| 2007-12-20 19:32
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