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2008年 01月 13日
沖島の祭り「サンチョー」報告 その2
公民館の2階からは、怒鳴り声と掛け声が聞こえてきて、ベランダに酔った青年たちがかわるがわるでてきている。 おそるおそる2階にあがると、眉の細い青年が、優しく解説してくれた。 「お宮さんに行く前に今気合を入れているところ」 「2時半ころ、気合が入ったらみんなでお宮さんに行くのでそこで待っていてくれればいい」 「この部屋に入った男は、日本酒を数杯イッキのみしなければいけないので、いやなら入らないほうがいい」などなど。 2時半までに時間があるので、今度は島の小学校側を探索して、以前みつけた強烈な「つばめよけ」のある家を探した。 残念ながら「つばめよけ」は大掃除で撤去されきれいになっていた。 路地の奥の家では、おじさんたちが宴会?をして、家の前の路地ではおばさんたちがその準備や後片付けに追われていた。 すると島内放送がかかった。 「どうも。みなさん。今から公民館でナンタラカンタラで×××。みんな『でてこいやー!』」 「どうも、みなさん」ではじまり、「でてこいやー!」で終わる若者の島内放送に、こちらもいやでも盛り上がる。 あわてて公民館に戻ると、2階の声がだんだんと近づいてくるのがわかる。 待ちきれなくなった横浜名画座の副支配人は、2階に駆け上がっていった。 すっかり出来上がった青年団たちといっしょに階段を下りてきた副支配人は、すっかり、青年団に溶け込んでいた。。。? 重そうに公民館の外の竹の飾りを背負う青年団たちのあとをおって、お宮さんに上がった そこでは、今年唯一島で15才になった元服(げんぷく)が、スーツを着てちょうちんをもった青年の後ろにしたがって、お宮さんにおまいりをしていた。 そのおまいりの仕方が複雑で、やり方を読み上げる青年のいうなりに、ちょうちんスーツの青年が動くのがおもしろかった。 お宮参りが終わると、竹の飾りを、朝とってきたと思われる松の枝に付け替えて、それを元服が背負って、ちょうちんスーツ青年の後に従い、お宮さんの入り口をふさいでいる青年団たちを突破しようと、なんども体当たりが試みられた。 すげー、これぞ、「男の祭り」だー! その間、青年団たちは、あおるように日本酒を飲む。 そして、なぜか、ハコプロの酒プロ、辻本さんと、横浜の名画座副支配人も、いっしょに酒をあおっている。。。 ▲作務衣を着たほっぺの赤い若者が今年唯一の元服。 スーツの男は、歯がぼろぼろだった。。。 辻本さんは、ニッカーボッカーをはいた青年団の男に、「明日、俺の船で、いっしょにスロットいかねー?」とナンパされていた。 20人あまりの青年団と、たった一人の元服とスーツの男。 多勢に無勢で、突破なんてできるのか?とあやぶんでいたところ、数十分後、なぜかとつぜんあっさりと突破。 *どうやら、どちらか1人が突破できればいいみたい。 青年団たちも、「なんだよー今のー」とブーイング。 「次はそんなに簡単じゃねーぞー!」 そしてまた、竹の飾りをもって、次のステージにぞろぞろと移動した。 そこが、例の竹でつくった巨大「たいまつ?」だった。 やっと火祭りに突入だ! つづく photo:ART LAB OVA ★【報告】沖島の祭り「サンチョー」その1 ★【報告】沖島の祭り「サンチョー」その3 ++++++++++++++ 《展覧会情報》 ●「近江八幡お茶の間ランド」にちょっと寄ってくれはらへん? 〜ふつうの町のキュートな日常〜 Come on by the "Omihachiman Ochanoma (Living Room) Land" - The cute day-to-day life in an ordinary town - ・日時 2008年1月12日(土)〜2月17日(日) 10:00〜17:00 休館月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日休館) ・会場 ボーダレス・アートミュージアムNO-MA 滋賀県近江八幡市永原町上16 TEL:0748-36-5018 FAX:0748-36-5018 http://www.no-ma.jp/ ・料金 大人300円/高大生250円/中学生以下無料 ・企画 ヘンてこかわいいART LAB OVAアートラボ・オーバ ▼オーバのBlog『へんかわ』 http://plaza.rakuten.co.jp/artlabovagoods/ *最新情報はmixi『ART LAB OVA』コミュをご覧ください。
by artlabova-in-omi
| 2008-01-13 22:12
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